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浴槽 剥がれ FRP 塗装
お世話様です。雨の降らない日が続き、空気が乾燥していますね。インフルエンザや、風邪、お肌のお手入れなんかもお気をつけ下さい。
乾燥していて少し困ることが、塗装の養生を取るときに発生する「静電気」・・・。まとまって取る時には、強烈にバチーンッ!!!と放電するので、恐々ビクビクの作業になります(涙)。
さて、浴槽の再生工事の現場です。塗装屋さんがローラーで塗った塗料が、すぐ剥がれてきたので、と説明を受け現場に。塗料ならいつも通りの剥離作業で事は済むと思っていたんですが・・・。
(施工前)
剥がれていたのは塗料じゃなくで、樹脂でした・・・(涙)。し、しかも、なぜかしらガラスマット積層してあるじゃん・・・。なんでよ~(大涙)。
下地調整のないまま直接ガラスマットを貼り付け、サンディングや面出し作業のないまま、ゲルコートのトップコートをローラーで塗る。ボコボコの仕上がり肌・・・。
あまりの超荒業に放心気味です・・・(涙)。危険度MAX! 入浴すると大ケガ(流血)します。
というわけで、張り付けてあるガラスマットの撤去です。
悪戦苦闘の中、今回の撤去作業に、思いのほか活躍してくれたのが初登場の「バールちゃん」でした。何でも試してみるもんですね(笑)。
ガラスの繊維が肌に刺さります・・・。チクチクとした痛みは、何度経験しても気持ちいいもんじゃありません・・・(トホホ)。
(施工後)
クロス使用の樹脂ライニングを全面に施工し、面出し作業後にコーティングです。
(施工後)
安心してご入浴して頂けると思います。
厨房 床 塗り替え
公共、学校関係の改修工事は、長期休暇中を工事期間として指定されることが多いですが、それはそれで仕方ありません。
よって今回は、お正月休み返上で・・・(涙)。
幼稚園の厨房床の塗り替え工事が2つ。「厨房床の塗り替え、改修塗装工事」だけでの専門家がいるくらいです。実はとても難しく、ナーバスに向き合わないといけない難易度の高い仕事です。
互いの現場が少し離れていたため、その都度の移動や、段取りが大変でした(涙)。
旧塗膜が浮いているところは、根気よく剥していきます。剥がれない部分はサンディングです。
<作業途中>
調理器具もそのままの状態での作業でしたので、これまた大変(またまた涙)。
<完成>
<完成>
2012年 明けましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
昨年は、大変な天災が重なり、悲しく、切ないことが一気に押し寄せた1年でした・・・。
負けないように、くじけないように、新しい目標に突き進もうと覚悟を決めて、新年に思いを馳せる方も多いことと思います。私も同じ気持ちでいます。
過酷な状況に関わらず、その自分の歩みを進めることが出来る前進力はきっと、何かを守りたいという「愛」の力以外の何ものでもないと信じています。
愛をもって、事を成したい。
年男の私が、今年の1年の目標に思う気持ちです。
新年は今日から現場仕事でしたが、元日だけは休めました。ゆっくり過ごすことが出来て、リラックスできました。
今の工事が落ち着いたら、少し休んでチビちゃん達と遊んであげたいと思っています。
塗装工事の日々です。
ご、ご無沙汰しております・・・。
ブログ更新まで、2ヶ月以上間が空いてしまうという、全くもって芳しくない事態をむかえてしまいました・・・。(反省)
浴槽塗装、一般建築塗装、住宅の塗り替え工事、室内木部の家具塗装、シーリング工事・・・、「塗装・防水」というカテゴリーに含まれる広い範囲の仕事を着実にこなしていく最中、2ヶ月は瞬殺に過ぎてしまいました。
余りに過酷なケースという「ネタ」的なものは少なく、ボディーブロー的な現場続きだったのも、更新に間が出来てしまう理由だったのか・・・!?(言い訳ですね)
「過酷なケースの案件じゃなくても良いので、こまめに更新しましょう。」
年末まで残すところ1ヶ月。ここ最近は菅平高原で作業をしております。菅平高原は長野県東信地方の中でも名の知れたスキー場です。かなりの冷え込みを覚悟して現場に足を運びましたが、12月すぐそこの今日時点でも積雪はほぼ0(ゼロ)です。
現場大工さん 「おかしいよ~、これおかしいよ~。」
私 「おかしいですよね、暖かすぎますよね。」
現場大工さん 「ここのところ暖かいのは、塗装屋さんの日頃の行いがいいからか??」
私 「まさか。ははは(笑)」
暖かさで作業はスムーズですが、15年以上四季それぞれの気候と対峙して作業してきた私には、どこはかとない気持ち悪さを感じたりします。
作業は続きます。足元を固め、1つ1つ確実にお引渡ししていきたいと考えています。
浴室 お風呂 コーキング 打ち替え工事
お世話様です。
先日施工させて頂いた工事。再生塗装工事ではありませんがご紹介させて頂きたいと思います。
お風呂場の劣化したシーリング(コーキング)の打ち替え工事です。
シーリング材の切れてしまった箇所から完全に漏水していました。微量な漏水も、長時間になると浴室の土台を痛めてしまいますし、湿気が溜まりシロアリ発生!!!なんてことも・・・。
旧シーリング材撤去のうえ、しっかり充填し打ち替えしましょう。
(施工後)水回り用、防カビタイプのシーリング材です。
浴室、お風呂のシーリング(コーキング)の打ち替え工事もしっかり、丁寧に施工致します。
お気軽にご相談下さい。
人工大理石 浴槽 修理 再生塗装
更新が滞り気味でスミマセン。皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
暑さも和らぎつつあり、作業日和なのかもしれませんが、私はと言うと・・・シビアな現場が続きへたり気味(涙)。バイタリティーの強さを求められる日々です。
「この手の浴槽再生塗装工事は、今後もう手掛けることはないだろうなぁ~。」そんな現場を施工させて頂いたので、ブログで紹介いたします。
まずは現調。
元請けさん 「これって、直せます???」
私(さかなクン) 「ぎょ、ぎょぎょっ!!!・・・。」
(水、お湯の破壊力ってスゴイ・・・。)
元請けさん 「ダメですか・・・?」
私 「スミマセン、直せません・・・。交換でお願いします。」
元請けさんと少しお話しさせて頂いて、帰りました。
「直せません。」とお伝えした理由は、ちゃんとあります。もしちゃんと直すとしたら、金額的に新しい浴槽を入れ替えるのと同じくらいの費用が掛かってしまうこと。仮に直すとしても、ブリスター内部の水分を完全、完璧に除去しなければならない事。
ブリスター内部の水分を、熱照射で乾燥・・・?とか、樹脂ライニング層を厚くして閉じ込める・・・?とか、そんなレベルじゃ直りませ~ん。
<後日>
元請けさん 「いや~実は・・・、どうしても直してもらいたいんだよね。事情があって・・・。」
私 「事情ってなんでしょうか・・・?」
元請けさん 「あのお風呂、お施主さん自身が作られた手作りの浴室で、色々な思い入れがあって、浴室周りのタイル壊したくないんだよね・・・。」
(後々詳しく聞くと、少しポロリ(涙)とするお話し。それに浴室の壁には、天然石に削孔して作った立派な彫刻も張られている。これもお施主さん作成。)
元請けさん 「また、最近体調をひどく崩してしまっていて、もう一度きれいなこの浴室の湯船に、ゆっくりつかりたいみたいなんだよ・・・。」
私 「・・・わかりました。直しましょう。」
こういった事情に弱いのもあるけど、思い入れのあるものを長く大切に使いたい。この観点からしても「浴槽塗装」の技術だって、しっかり活躍しなきゃ。
状態は相当深刻・・・。ドーしましょ・・・。んで、一番の問題のブリスター内部の水分の完全撤去・・・。
悩んでいたって始まらない。ブリスター層(アクリル樹脂のクリアー部分)の全撤去という、壮絶で壮大な剥離作業を覚悟します(大大大涙)。
でも、剥離作業にはいつも心強い、頼もしい仲間がいるから大丈夫~~。「気合い君」と「根性君」と「努力君」。誰にも見えないスクラムをがっちり組んで~。エイエイお~!!!って作業開始。
サンダー、グラインダーの機械類じゃ全く歯が立たず・・・。スクレイパー、皮スキ、己のパワーで必死に削って、丸々二日かかりました・・・(疲)。ちょくちょく「挫折君」が遊びに来ましたが、門前払いしましたよ。
ブリスター層撤去後。ここから全面ガラスマット使用の樹脂ライニング。そして面出し。
カラーコーティング後。
劣化してボロボロだった手すりは、交換不可能だったため撤去しました。
浴槽再生塗装の日々が続きます。
ユニットバス サビ 部分補修
ユニットバス壁面の下部がボコボコと膨れている浴室を2室、部分的に修理しました。削り込んで下地を調整して、サビ止め処理、防サビパテで下地作成。
補強板を貼り付け、コーティング、シーリング工事で完成。
真夏の浴室内は、完全にサウナ状態化していて体はさらに締まりました~。ラッキー!ってね・・・(涙)
浴槽内部左隅にあったピンポン玉ほどの深い傷は、ご予算の関係もあり下地処理後、部分的なぼかし塗装で修理しました。
浴槽、浴室の傷や穴の部分的な修理にも対応致しております。お困りのことございましたらご相談下さい。
昨日までは、3日間ほど浜松市におりました。特殊な工事の応援としてお手伝いさせて頂きました。「勉強になるなぁ~。」そう実感して帰宅。今後の業務に反映させていければと考えております。
「日々勉強。」続けていきたいと思います。
アパート 浴槽 汚れ クリーニング 塗装
県内で同業の仕事をされているKさんから電話があり、
Kさん 「ちょっと忙しくなっちゃって、納期に間に合わない現場が1つあるから、急なんだけど林さんやってもらえますか~?」
私 「わかりました。現場の段取り組み直してみますよ~。」
Kさん 「すみませんね~。」
私 「いえいえ。」
というわけで、現場に。長野市まで。
(施工前) クリーニングでは汚れを落とせなくなってしまった、アパートの浴槽です。
こういった浴槽はたくさんあるかと思います。
(施工後) 下地調整後、コーティングです。
入れ替えなくても再生出来ます。
作業が終わり、Kさんと色々、たーくさん話し込んでお別れします。
「上田に戻るにはまだちと早いな。」そう思い、
現場近くに以前施工させて頂いたお宅があったので、その後の状態はどうか、拝見させて頂くためお伺いしました。少しずつ付着してしまった石鹸カスや、スケール等を、バフがけで塗装後のつやを復元する作業をしてから帰路につきました。
暑い日が続きます。数ヶ月ぶりに体重計に。
「うそ・・・・・」
春先と比べ、5キロ以上減・・・・・(涙)。こんなヘナヘナな体で、明日は仕事の前に朝4時過ぎには起きて、行かなければならない大事な野球の試合がある・・・。
んも~~こうなったら今日は暴食して爆睡します・・・・・(決定)。
ホテル ペンション FRP 大型浴槽 修理
ホテルの大型浴槽の修理、再生塗装工事に小谷村まで。同じ長野県内でも上田からは車で2時間ほど。
ホテルの目の前にはスキー場が広がり、夏まっさかりのこの時期でも下界と比べるととても涼しく、静かなところでした。
大型のFRP浴槽が2つ。床面の強度が弱くなり、歩くとブカブカとたわみます。水勾配もくるってしまっているため、床面真ん中あたりに大きく水が溜まります。
男子浴室の浴槽は、まだ状況としてはひどくなかったので、一部水が溜まる部分だけをライニング処理して、ハンドレイアップで水勾配を・・・とも思いましたが、根本的に修理したことにはならないと思い、既存床の上から新たに床を作成することにしました。
全体的な水勾配も新しくしっかりと確保します。
(女子浴室浴槽床面 施工前)
問題は女子浴室の浴槽でした・・・。歩くだけで「ビシッビシッ」と音がして、水を流すと魚が元気に泳げるくらいに水が溜まります・・・(涙)。
下地の造作には、日頃からお世話になっているO大工さんと。とても良い仕事をして下さる、頼りになる優しい方です。(自慢)
Oさん 「女子の浴槽、男子の方と同じってわけにはいかなそうだな・・・。」
私 「そうですね・・・。最悪切り取りましょう・・・。」
Oさん 「・・・グラインダーあるの?」
私 「最悪を想定して持ってきてあります・・・。」
Oさん 「そっか、よっしゃ切り取ってみよ~(大涙)。」
私 「オペしましょうか~(大涙)。」
というわけで、ギュイーーンと。問題個所を問題のまま次の工程に移行しても、お客さんにご迷惑をかけてしまう結果につながるだけですし。
切り取る前に不安要素はいくつか・・・。土間打ってあるよね・・・? まさか石が敷き詰めてあるだけ・・・? 土間を打ってあるにしても深さは・・・?
ドキドキ感満載で切り取ります。雑誌の袋とじみたいに・・・。
バリバリ~!!!っと・・・。
幸い、土間打ちしてありその深さも深すぎず一安心。ただ、漏水でビチャビチャ、土台の木は、完全に腐っていましたけどね・・・(大涙)。シロアリなんかの類が発生していなかったのは幸いでした。
新しく土台として使う木には、湿気、菌による腐食を防ぐための処理を施し組み上げていきます。
毒性の強い成分を含んだ防腐材は使用しません。耐水コンパネを2枚重ね、水勾配も確保して下地完成です。びくともしません。O大工さん流石です。
そこからは、R部分の作成と、ガラスマットと樹脂を併用しライニングしていきます。全行程6層まで積層し、強度を完璧に作り出します。
その後の面だし作業には、既製品のパテの類はほとんど使用していません。
十数年前に1度塗装を施してあるとのことで、旧塗膜撤去後にコーティングです。
(再生後の女子浴室浴槽の床面です。)
(男子浴室浴槽、コーティング施工後)
単に「浴槽塗装」と言っても、その作業には劣化の状況に合わせた修理方法に応用力がもとめられます。
長い間、安心してご使用いただける修理、補修、コーティングを心掛けています。お風呂のお悩みございましたらぜひご相談下さい。
レジャーホテル 浴槽 膨れ 再生 塗装
谷さんから、「来週2日間、応援頼める?」と。
予定してあった現場は融通がきいたので少しずらし、駆けつけます。
上田を夜中に出発して、2時間程度の仮眠をすまし、静岡県沼津市まで。愛知県経由のため移動距離は550㎞ほど。東名からの富士山を一目眺められることに期待していましたが、行きはどしゃ降り。帰りは夜中。「静岡県にやってきたぞー!」感は、結果0(ゼロ)に等しく・・・(涙)。
現場(レジャーホテルFRA浴槽)の再生工事も壮絶でした。1000単位で施工している谷さんですら、「こんなん初めてや・・・。」と言うような状態。
4層にわたる旧塗膜の撤去。それで終わりと思いきや・・・、マット+クロスを積層した樹脂ライニングの全撤去。
谷さん 「このライニング層、このままじゃあかんよなぁ・・・。」
私 「なんかまずそうですよね・・・。」
谷さん 「まさかここまでとは・・・(涙)。」
私 「見積もり段階で、削って調べるわけにはいかないですもんね・・・(涙)。」
オズモシス現象で長期間水分と接触していたために、樹脂が軟化し放っておけない・・・。きゃー!!!(悲鳴)撤去作業の壮絶さはご想像におまかせ致します。
「ここまで塗り重ねる前に、なんで誰か一人ぐらいまともな施工をしてくれないのだ。」と心の中でブツブツと反芻しながら、谷さんと必死に削りまくります。肌にささる細かなガラス繊維が、チクチク痛み、赤く発疹します(大涙)。
ハードな下地調整から、新たに樹脂ライニング。ベースコート、カラーコーティング、最終チェックまで2日間。その間も予期せぬ問題は続きまーす。(なんだかだんだん変なテンションに・・・)
噴出穴からの水がジワジワといつまでも止まらない・・・。
混合栓取り付け箇所からの水がポタポタといつまでも止まらない・・・。
予定どおりお引渡し出来るだろうかというドキドキ感がおさまらない・・・。
谷さんと二人、食事のこともさして気に留めず、急ピッチで作業を続けました。
最終日、夜の12時を少し過ぎましたが、無事お引渡し。そこから7時間かけて上田に。あれ?作業開始から24時間以上無睡のまま経過してるじゃん・・・(笑)。
今回の浴槽もそうでしたが、下地に問題があった場合、その上にいくら素晴らしい塗料を完璧に吹き付けても、必ず問題が発生します。様々な下地の見極めと、調整に経験の有無が問われるのだと思います。一番地味で、きつい作業なのでおろそかになりがちなんですね。
さすがの谷さんもお疲れのようでした。本当にお疲れ様でした。
谷さん 「これと同じのがほかの部屋にも幾つかあるみたいやぞ。」
私 「ドキドキ・・・・・。」
